園芸店オープンに必要な費用

一番大事なのはやる気だと思うのですが、次に来るのは資金ではないでしょうか。単純に、売るべき花を仕入れるのにも必要ですし、商品である花には水が必要、配達するには車もいるし、そもそも自宅で花屋をやるスペースが無ければお店の場所も借りないと、等々。早い段階からコツコツと貯めている方もいれば、融資を受ける方もいるでしょうが、準備として一番最初に必要なのが資金であることは間違いなさすです。「先立つものはお金」とはよく言ったものですね。

お金の使い途①不動産確保

そんな資金の使い途として、おそらく一番大きな額になるであろうものが不動産の確保。つまり、場所としてのお店の確保です。立地やテナントの築年数などで変動する部分ですので、一概に相場額がお伝え出来ないところです。人通りの多いところであったり、オシャレな外観だったりすれば当然高くなりますし、花屋は路面店舗で営業することが多いのでそこも割高になる要素です。また、毎月賃料という形で支払い続けることになる費用なのでランニングコストとして気にされることが多いですが、そもそも賃貸契約時に敷金だとか保証金だとかでまとまった額が必要となるので、イニシャルコストとしても気にしておいていただきたいですね。希望の場所と懐事情がマッチしないということも少なくありませんが、どうせ諦めるならダメ元でお家賃交渉を持ちかけてみるのも一つの方法かもしれません。

お金の使い途②内装・外装

お店の場所を確保出来たら、続いて必要になるのが内装工事、外装工事。そして設備を整えること。この中で、外装はトコトンこだわるということが無ければ最低限でいいでしょう。とは言えぱっと見の第一印象になる部分でもありますので、借りたお店の外装があまりに事務的で花屋にそぐわないという場合は、検討が必要です。この場合でも外壁の塗り替えとかで意外とイメージが変わる場合もあります。

一方内装工事の方はというと。ライバル店舗との差別化をするうえでもお客様に居心地よく感じていただくためにも重要であることは言うまでもありませんが、やりたいことを追求しだすと際限なく費用が掛かるのがこの内装工事でもあります。思い切って割り切るところは割り切り、上限を決めたうえで取り掛かりたいところです。ただし、花屋の内装に関してはスタッフ側の効率的な動きを考慮するのが最大のポイントとなってきます。具体的にいうと、水場(水道の位置)と排水をしっかり検討しておくこと!取り扱う商品は生き物である「花」です。綺麗な水が欠かせません。そう。花屋さんで働くスタッフは日に何回も水の交換をするという地味で過酷な肉体労働を強いられるお仕事なのです。活き活きとした花の維持のためには欠かせないことですが、この負担を少しでも軽減するためには、多少お金がかかろうとも内装工事の時点で水場と排水の位置関係を十分に考慮しておかなくてはいけません。お店が大きくなってスタッフさんが増えても、これが理由で定着しないなんて残念なことにならないようにしましょう。

お金の使い途③設備

続いて設備。花屋の設備ってどんなものがあるでしょうか?これは花屋の仕事に携わった経験が無いと知らないかもしれませんが、欲しい設備の一つに「フラワーキーパー」があります。花屋に行かれたことがある方は思い出してみてください。店内にガラス張りの押し入れみたいなボックスがあり、瑞々しい花が並んでいるのをご覧になったことはありませんか?あれです。ガラス張りのあの中は温度調整がされていて、花を長持ちさせる環境が整えられています。絶対必要というものではありませんが、花は温度の影響でダメージを受けやすく、売り物にならなくなることを考えると、できれば設置をおすすめしたい設備です。あと欠かせないところでは車も入れておきたいですね。理由は先述のとおり、仕入でも配達でも大活躍するものですから。

以上、資金を中心としてその用途から必要となる大きなものをご紹介しました。花屋に限ったことではないですが、独立する時にはやはり資金が大切ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。これ以外にも運営にかかる営業費や人件費、光熱費などは最初から必要であり、当面軌道に乗るまでのことを考えて余裕のある資金準備を整えておきたいところですね。